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有馬記念観戦記 [中山]

10年ぶりに有馬記念を観に行ってきました。
10年前というと、シンボリクリスエスの9馬身ぶっちぎりの年です。

その時は、レース後にくそ寒い中引退式が行われたのですが、
今回も有馬記念後に、デビューから追っかけてきたオルフェーヴルの引退式が行われるということで
観に行くことにしました。

まぁ、デビュー直後は追っかけてたというよりは、
『大好きなドリームジャーニーの全弟』
の動向をただ追ってただけで、
芙蓉Sでホエールキャプチャを交わせなかった時には、
『何だ、弟は大したことないな』とか、今にして思えば大変失礼な事を考えたりしてましたが、
後のGⅠ馬では相手も悪かったですよね。

さらにその後の京王杯の惨敗でちょっと不憫になってきて、
そこから本格的にオルフェにはまっていったのですが、
翌年3冠を獲るなんて夢にも思っていませんでした。
さらにその次の年に自分がオルフェを追っかけてロンシャンまで行こうとは…
分からんもんです。

レース当日の開門は7時半。
前日20時から正門前で場所を取っていたのですが
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話になりませんでした。
が、たまたま目の前のおじさんが席を譲ってくれたので、
シートに座って観戦できました。
さすが有馬記念です。

メインのパドックは
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こんな有様。

お目当てのオルフェは
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落ち着いて周回。8割の出来なんて言われてましたが、調子は悪くなさそう。

グランプリ連覇中のゴールドシップ。
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ブリンカー効果はあるのか?

という感じで、馬頭観音の前のゾーンでさらっと写真を撮って立ち去ろうとしたのですが、
人が多すぎて出られない…
ダービーとかJCのパドックでもあそこまでの事は経験したことがなかったのでちょっとびっくりしました。

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本馬場入場も堂々としたものです。
大人になったねぇ。

レース直前はこんな感じでした。
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立錐の余地なしってやつです。
入場人員は最終的に12万人超えで、2006年(ディープの引退レース)を上回りました。
もっとも、ディープフィーバー真っ只中の2005年は16万人入ってるので(そんなに入れたのか?)
どっちが凄いってことはないのですが、
菊花賞の日も、去年の凱旋門賞の日も
ディープの時に比べると、どうも盛り上がりに欠けている様な気がしていたので、
最後に沢山の人がオルフェを観に競馬場にやってきたという事は
いちオルフェファンとしてとても嬉しかったです。

レースは御存知の通りオルフェの圧勝。
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今まで凱旋門賞も含めてオルフェのレースはファインダー越しにしか観た事がなかったのですが、
今回の独走は初めて数秒間だけ肉眼で確認、まぶたにしっかり焼き付けました。
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ゴール後にラジオNIKKEIの実況の方が
『これが競馬だ!』って叫んでました。
この台詞を聞くとしたら、ステイゴールド産駒2騎が吹っ飛んだ場合かなと思ってましたが、
圧倒的に強い馬が、圧倒的な強さを、着差という最も分かりやすい形で見せつける
これも、競馬らしくていいですね。

まぁ、実際は着差ほどの力の差は無いんでしょうが。
そう思わないと、この子でも凱旋門賞勝てんかったのに誰なら勝てるのよ
って絶望的な気分になってしまいます。
それくらいの圧倒的なパフォーマンスでした。

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池添騎手もいい顔してました。
お疲れ様&ありがとうです。

最終レース後に引退式が行われました。
17時からということで、競馬場が暗闇に包まれる幻想的な雰囲気の中
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主役の登場です。
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カクテルライトに照らされて黄金色に輝く馬体からは、神々しさすら漂っている様な気がしました。
本当に綺麗でした。

そういえば、今日の社台ファームのFBにオルフェに見とれるネコの写真がupされてましたが、
ネコにも分かるくらい綺麗なお馬さんです。
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サンデーサラブレッドクラブHPの世代別情報一覧からも
オルフェーヴルの名前が姿を消してしまいました。
物凄く寂しいです。
あまロスならぬオルロスです。
6月のツアーで会えるといいなと思います。
とりあえず、今まで感動と勇気をありがとう。

オルフェが競馬場を去っても競馬は続きます。
明日はソーミラキュラス号が
大井デビューです。
本日マイティマックス号の
2度目の骨折が判明して凹んでいるところなので
とりあえず、怪我だけはせずにゴールしてくれることを切に願います。



10年前はクリスエスが9馬身ぶっちぎり。
今年はオルフェが8馬身差で圧勝。

ということで当面の目標は、
『出資馬に2023年の有馬記念を圧勝して引退してもらう』
に決まりました。

第73回皐月賞 [中山]

日本内科学会総会に出かけたはずなのに。

気付いたら中山にいたダメな内科医です。

武蔵野線の乗り場と東京国際フォーラムが近すぎるのがいけないのです。

ロゴタイプに逆らう理由を見つけられず、馬券は購入しなかったのですが
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結果的にはがちがちの本命サイドで決まったので、ある意味正解だったかもしれません。
レース自体は大変見応えのある面白いレースでした。

エピファネイアと
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コディーノには
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どちらも引っかかった場合に、どうなのかという懸念があったのですが
1000m通過が何と58.0!

エピファネイアはそれでもかかってましたが
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ハイペースには多少助けられたかもしれません。

スローの瞬発力勝負も嫌いではないのですが、
たまにはこういう締まったレースも必要です。

ダービーに向けては

最近、皐月賞が1分58秒台の決着になると
ダービーにあまり結びつかなかったり
血統的にも距離の限界がありそうなので
ダービーではロゴタイプはいらないような気もするのですが
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今回のレースはかなりの底力が必要とされる展開で、そこを勝ち切ったこともまた事実。
さらに血統的な距離適性についてもミホノブルボンの様な例もあるわけで

まぁ、なかなか難しいです。

一方、エピファネイアには血統面の不安は全くないのですが
個体として、これ以上の距離延長とペースダウンがプラスになるとは思えません。
よほどうまく乗らないと…キングヘイローしちゃうかも

コディーノは東スポ杯勝ち、皐月賞 3着、サンデーレーシングと
昨年のダービー馬とダブる面はあるのですが

どうも、1600m~2000mがベストに思えてなりません。
直感なので、根拠はないです。

ディープ産駒&クロカミの孫 カミノタサハラは
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直線だけで猛然と追い込んで4着
本番も面白いかと思いましたが

重度の屈腱炎を発症…

ベストプレイ、ペガスター、イナズマ辺りは渋くて好きなんですが
ダービーでというタイプでもないかと。

となると、何だかんだで
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また3強で決まってしまうかもしれません。

では面白くないので
キズナとラストインパクトに期待してみます。

未勝利戦で下した
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マズルファイヤー号は皐月賞にたどりつけたのに

我が出資馬 クラウディオス号は
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桜花賞ジョッキーを配しても
皐月賞前日の500万下でまたしても惨敗。

今度の放牧は長くなりそうです。
2歳馬も1頭は来週しがらきに移動するようなので
6月頃に会いにいってみようかと思います。