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蒲田くんと第4形態 [医学]

☆感染していても無症候の事もある。
☆軽症で済む事もある。
☆肺炎になる事もある。
☆呼吸不全から挿管管理に至る事もある。
☆そして時に死に至る。
☆何度でも罹患する。

これ、MRSA感染・肺炎の話。
たまたま保菌が判明したり、
喀痰培養で生えてはきたものの、
どうやら起因菌ではなかったらしいなんてのは
日常茶飯事。

インフルも、
何となく調べてみたら陽性ってのは
しばしば経験する現象であります。

調べる必要が無いので調べていませんが、
私の鼻腔にもMRSAは住んでいるかもしれないし、
夏場に熱中症だと思っている人達の中に、
インフルもいるのかもしれません。

わざわざ見つけにいかないと
見つからない病原体ってのはあるんです。



そこで浮かぶ一つの疑問。
2019-nCoVはいつから存在しているのか?
昨年末に発生したものだと言い切れるのか?

武漢で原因不明の肺炎が多発したために、
病原体の究明を行った結果、
新たなコロナウイルスが検出されたというのが事実。

じゃあ、それ以前の武漢では、
原因不明の肺炎はゼロだったのか?

これは調べようがありませんが、
んなこたぁ無いでしょう、多分。

よって、2019-nCoVが、
もっと前から存在していた可能性はなくはない。



無策を超えて、
蔓延に手を貸しているかの様な、
我が国政府の対応に、
もっと凄まじい勢いでの本邦での感染拡大を
想像していたものの、
個人的には想像していた程ではない印象。

なのではなくて、
やっぱ、もう蔓延してると思うんですよね。
検査が追いついていないのはあるのでしょうが、
言われているより無症候で済んでいる方が多く、
かつ重症化率も低いのではないかと。

しかし、だとすると、
何故に武漢では若い医師が複数亡くなっているのか?
感染するところまでは理解できても、
重症化して救命も出来なかったというのが
よく分からない。
自宅待機を命じられて、
人知れず増悪するという属性ではありませんからね。

場にいる医師の数、武漢における罹患率、
年齢別の死亡率からは明らかに多すぎるんです。
(そもそも医療従事者の感染者が多すぎるので
そこを分母にするとあり得ない数字ではありませんが)

中共が犯人という陰謀論は排除した上で、
原因を推測すると、

●過労
一番ありそうだけども、
過労でウイルス性肺炎が重症化するのか?
『COVID-19』はそういうもんだと言われてしまえば
そこまでですが。

肺炎で亡くなった事にされている過労死?

●感染者との濃厚接触?
確かにウイルスに曝露される機会は多いでしょうが、
であれば医療従事者が感染したら遍く重症化しちゃう。

●武漢に特有の事情?
宿主側に何か重症化しやすい遺伝的要素があるのならば、
やたら武漢だけ死亡率が高い理由にはなりそうですが、
その武漢でもそう若い方の死亡率が高い訳ではないはずで、
(武漢だけの年齢別死亡率は見つけられず)
やっぱよく分からん。
そもそも、亡くなった先生方が武漢出身か知らんし。

受容体の発現が日本人とChineaseは
多いという報告はある様ですが…

うーん、分からん。
とにかく武漢とそれ以外の様相が違いすぎる。

武漢の罹患率1000人あたり3.63人に対して、
培養環境にあったD.P号では3700人あたり700人が感染。
しかし、今のところ致死率は1%を切っています。
一時期4%とも言われた武漢の1/4。
培養環境に医療従事者を投入して、
全国にばら撒いてみても大した事は起きず。

考えれば考えるほど、
武漢を中心とした湖北省の肺炎の病原体と、
他地域で検出されている2019-nCoVが、
同一の物とは思えなくなってくるんですよね。
蒲田くんと第4形態くらいは違っとるんじゃないかしらと。



▼2019-nCoV自体はずっと前から存在していて、
その病原性はインフルとどっこいどっこい。
誰も探さなかったから見つかっていなかっただけ。
武漢には同定されていない、
未知(という事にされている)の本命の病原体が存在している。

何せ、上気道炎症状は出ないって話なのに、
感染症学会の症例報告の症例の大半に、
上気道炎症状が記載されてますからね。

▼湖北省から広がるにつれて、
2019-nCoVが徐々に弱毒化している。

上記のどちらかだと睨んでるんですが、
どうなんでしょ。
答えが出るのは夏頃かな。



とか言ってたら、
Chinaのjournalで型が2つあるとか
言い出したグループがある模様。
ほれ見ろ。

型が2つっていうか、
どっちかが本命の『武漢ウイルス』やろ。

そっちが海を渡ってこない事を切に願います。


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